結婚から離婚までを振り返る①
まさか、離婚するとは思ってなかった
親や他人がどう思っていたかは知らないけれど
私はサラリーマンの父と、専業主婦からパート勤めを始めた母、姉と弟、何不自由ない生活をしていた
家族仲良し、という感じではない けど
他人の家族関係を詳しく知ることもなかったから比較対象がいなかったこともあり、家族とはこういうもんだと思って過ごしていた
そもそも、他人と比べようと思うことはなかったので、幸せだったのかもしれない
父は亭主関白で、母に相談しても、最後は父に直談判して物事を決める、という家庭だった
反抗しても、勝ち目はないし、反抗する気持ちはなかった
潜在意識の中に刷り込まれた、父に対しての尊敬が勝っていた
父がしっかりしすぎていたこともあり、私はのんびりしていた
私は父の反対を受けたくなかったし、目標や、やりたいこともなかったので、アドバイスのまま、医療専門職の資格を取るべく進学した
自己主張の少ない生き方をしていた
地元で就職も決まり、親の心配はとりあえずない状態となった
学生時代、好きになった人はいるし、告白したこともある
でも、誰かと付き合うことはできなかった
仲の良い友達も両手で収まるくらいの人間関係
誰かが結婚したから焦るという状況ではなかったけど、年齢を重ねるに連れ、なんとなく結婚したい、という気持ちも芽生えてくる
社会人2年目の時、友人の紹介で初めての彼氏ができた
好きでもないけど、嫌いじゃないし、せっかく好いてくれてるから付き合おうと思った
1年くらい付き合ったけど、その彼とは結婚をイメージできなかったので別れることにした
その後、合コンや婚活パーティーに行ったこともあるが、なんの取り柄もない私が上手くいくはずがなかった