ゆらゆら ながれるように

毎日を楽しくすごくための心の整理

いい人たちの圧力

優しくされると、ありがたいのだけど、これに応えないといけないようなプレッシャーがある

 

でも、本来、自分がする行為に対して相手に見返りを求めてはいけない

かと言って、親切を受ける側がそれを言うのはまた違う気がしてしまって、気持ちがややこしい

 

結婚当初から、私は相手の親戚に名前にちゃん付けで呼ばれ、親しくしてもらった

親戚と言っても、田舎なので数が多い

相手の両親、祖父母、叔父叔母、従兄弟夫婦たちと両手に収まらない

 

親戚一同の集まりは子供達も含めると20人はいた

みんなフレンドリーで、暖かく迎え入れてくれているように見えた

ただ、私は気が利かないので、陰口を言われていたかもしれない

正直、陰口を言われても全く気にならないと、私は思っていた

相手はもしかしたら、自分の嫁の立ち振る舞いがお始末だと恥に思ったかもしれない

 

全部想像なのでわからないが、親戚の腹の中というのは意外と黒い

 

私はこんな自分でも表向きに仲間に入れようとしてくれていることは感じた

ありがたく感じていた

 

でも何だか妙な、違和感があった

仲間に巻き込まれる感覚とも言うのか

 

その優しさに応えないといけないプレッシャーがあった

優しくしてくれる人たちの好意、行為を正しく受け取らないと、自分が性悪であるかのような気がした

 

私は相手の親戚を嫌いではなかったが、集まりには行きたくなかったし、必要以上に関わりたくなかった

 

嫁は親戚の集まりと会うのは嫌いなものだ

そう言う感覚を相手は一応持っていたので、私が喜んでついて行ってるとは思ってなかった

 

でも、私が感じていた、優しさをうまく受け取れない、恩で返せない、そんな自分がダメだと思ってしまう気持ちはわかってはもらえなかった

 

優しさを送るのは自由だし、送られた優しさをどう受け取るかも自由だ

 

そう言うことを学ばせてくれた、結婚はそういう体験だ