ゆらゆら ながれるように

毎日を楽しくすごくための心の整理

お金がないわびしさ

独身時代は好きなものを買い、遊び

貯金はボーナス程度で

恥ずかしい程の額しかなかった

 

それを相手は知っていたので、

財布は俺が握ると言った

 

私は管理するのも面倒だったので

嫌とも何とも思わなかった

 

ガソリンと携帯代以外の生活費は毎月5万円

多いか少ないかわからなかったが

それでやってもらわないと困るようなことを

言われたので、何とかやりくりした

 

スーツをクリーニングに出してくれと

簡単に言ってきたが、それも困るくらい

切羽詰まることがあった

自分のコートはもちろん後回しだ

 

お金が足りなくなったら、言って

と言われていたが、言うのが悔しくて

ほとんど言わなかった

変な負けず嫌いが働いた

 

だけど、頑張るほど、それで足りると思われ

子供が増えても生活費は変わらなかった

自分で自分を苦しめているような…

頑張って褒められるのもなんか違う

そもそも褒められることはない

 

私は産前も産後も正社員として働いていた

お給料は、多くはないが少なくもない

二馬力としては十分な世帯収入だったはず

 

これもまた慣れで

毎月渡されるお金でどうにかやりくりする

そう言うものだと思ってしまうと

違和感を感じにくくなる

 

 

ひな祭りで、義実家で食事することがあった

料理が得意な人で、手作りのちらし寿司

イクラ、エビもあり豪華だった

 

私は美味しそうだな、と思う前に

エビなんて高くて買えないや、お金がかかってるなぁ、と心の中で思った

ご馳走がうれしい反面、そういったものを

買えない自分が侘しかった

もちろん材料があっても作る腕はない

 

義実家の暮らしは

私にはとてもキラキラして見えて

比べなくていいと頭では分かっていても

苦しかった

 

憧れてはいない

ただただ、いつもお金がない自分が侘しかった

無意識にそう感じていたから苦しかった

 

何のために働いているのか

お金のためならば

そのお金は何のため?

 

お金は汚いものじゃなくて

生活を潤したり、気持ちを満たしたり

悪いものじゃないのだよと

お金にも向き合っていきたいと思う